患者様の声


声帯ポリープによる声枯れ (品川区在住 50代 女性)

「声嗄れが改善され、喉のポリープが消失しました」
教職という仕事柄、毎日喉を酷使しているうちに、高音が出なくなり、全体に声が低くなり、擦れた声になっていました。
暫く使わず大事をとっていると少し声も出るようになるのですが、また使うと擦れてしまうという繰り返しを長く続けているうちに、ある時まったく声が出なくなってしまいました。
地域の耳鼻科で診察してもらうと、ポリープができているということで大きな病院を紹介されました。
病院では、ポリープが大きいので声が出るようにするには手術が必要との診断でしたが、術後1か月の安静が必要とのことでした。
仕事との関係ですぐに手術はできないので、ぜんそくで使用するステロイド薬で炎症をとるという対症療法になりました。
ステロイド剤を使用することには少し抵抗がありましたので、たまたま先生にお話しすると、試しに鍼で治療してみましょうということになり治療をお願いしました。
始めは、連続して治療を受け、次第に何日かおきの治療をしていただきました。
喉とは全く関係のないところに鍼を打つので、これでよくなるのかと少し心配でしたが、先生を信頼してお任せしました。
日常的にも喉を酷使しないように意識しながら治療を受けるうちに、全く出なかった声が少しずつ出るようになり、1か月後には高い声は出にくかったですが、話す声が楽に出せるようになりました。
その後、月に数回の治療を続けるうちに次第に楽に声が出せるようになり、半年後の再検査でびっくりするような結果になったのです。
声帯の写真に、なんと、ポリープが写っていなかったのです。
耳鼻科の先生も「ポリープが消えていますよ。もう手術は必要ありませんね。」と少し驚いていました。
でも、一番驚いたのは私です。
長年ポリープの前段階であるイボのような状態で声がかすれ、ついに手術しなければならないポリープになってしまったのかと落ち込んでいたのに、まったく消えてしまったのですから・・・先生もこの結果に喜んでくださいました。
今では、高い声も出るようになり、声が出ないために歌うことも諦めていたのですが、歌って楽しむこともできるようになりました。
先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
同じ職場の方々も、この結果に鍼治療ってすごいのねと興味をもってくれました。
「こんなことも鍼で治せるのかしら」と思う症状でも、相談してみるとよいのではと心から思います。
【寧心堂】から
医師も驚きの!?患者様の声、ありがとうございました<(_ _)>
この方は教職というご職業柄かなり喉を酷使されておりました。
従って、声が出ない=死活問題という切羽詰まった状況でした。
(この構図は声帯ポリープには結構ありがちなパターンです)
初診時お会いした時にほとんど発声ができておらず、出てもかすれて途切れ途切れという状況でした。
手術をすると仕事を休まざるを得なく、仕事は休めないとのことだったので、
「じゃ、鍼でやるっきゃないでしょ!!」
ということで治療を開始しました。
病気の本質を【肺腎陰虚≧肝鬱気滞】と分析し、週2回の治療を続けたところ、1か月後には通常の会話はほぼ問題ないところまで回復されました。
声が日に日に出ていくのと同時に、この方のお顔も明るくなっていかれるのを拝見し、「鍼やってて良かった~」としみじみ思いました(^^)
そして興奮気味に治療に来られておっしゃられたあの言葉、
「ポリープが消えてました!!!」
には、冷静に「良かったですね」と言いましたが、心の中では、
「二人の努力の結晶が実ったぜ!!!」
とハイジャンプしておりました(笑)
鍼灸をやっていると、時に患者様の運命の分岐点に立ち会ってしまう、いや、立ち会わせて頂いたという場面にたびたび遭遇します。
そういったときに何ができるのか?
病気は待ったなしで襲ってきますので、それに迅速に反応できる刃を常に磨いておく必要があるのですね。
声帯ポリープ、ぜひご相談ください<(_ _)>