患者様の声


首・肩のこり、頭痛、腰痛、皮膚のかゆみ・荒れ、生理不順など (中野区在住 30代 女性)

「毎回の受診で自分の体質や悪化パターンを理解できました」
1年半ほど前に、肩こりや肩こりからくる頭痛に悩まされていたところ、会社の同僚より紹介していただいたのが寧心堂でした。
鍼の診療はそれまで受けたことがなく、「一度試しに行ってみようかな」と軽い気持ちだったのですが、
初回に、3時間以上にもわたり、現在の体の状態、これまでの体の変化などについてカウンセリングして頂いたのには驚きました。
体質や不調が出やすい部分など把握していただいた上で、毎回診療いただけるので、2度目、3度目と安心して通うことができました。
鍼のイメージというと、背中に何本もさされるというイメージでしたが、
1回の診療では、1本または2本のみということにも最初は驚きました。
たった1本の鍼 だけで肩こりや体調が改善されることには更に驚きました・・
未だに不思議ですが・・
ただ、短期間での効果を期待するというよりは、定期的に通って少しずつ体調が改善していくものだろうなと思います。
個人差や生活リズムもあると思いますが、私の場合は、受診した当日~1週間程度はかなり体調がよくなりますが、
それ以降は忙しいスケジュールの中どうしてもまた症状が出てしまいます。
本当にきつくなる前に、安心して通える場所があるというのは心強いなと思います。
1年半ほど通った今、不順だった生理がほとんど周期が安定した点、
毎回の受診によって自分の体質やパターンが自分でもよくわかってきたという点が良かったです。
少し無理をしている時は意識的に休んだり運動したりして、生活の中でも色々と改善できるようになりました。
自分の体と向き合って、長い目でしっかり改善していきたいという方にはおすすめしたいと思います。
【寧心堂】から
患者様の声ありがとうございました<(_ _)>
鍼灸治療を続けていくうえで非常に重要な点について書いて頂けました(^^)
この方の声の中で重要なのは2点あります。
①定期的に通院することで症状が改善していった点
②問診や治療を通じて自身の体質、症状の増悪または緩解パターンが理解できた点
です。
この方は、とある楽器のプロ演奏者です。
従って、非常に上半身を酷使する環境に置かれております。
声の中でもあるように、治療後1週間すると症状が出てきてしまいます。
しかし、注目すべき点は同じように酷使しているにも関らず、症状が出たとしても初診時に抱えていらしたような状態には戻っていないという点です。
やはり、身体を酷使すれば疲労がたまるのは当然のことです。
いくら鍼灸がすごいと言っても無理をし過ぎれば身体は崩れます。
糖尿病の人がインシュリンを打っているからと言って甘いものを過食すれば状態が悪化していくのと同じことですね。
しかし、その疲労を溜まりにくく、かつ、自身の力で補修・改善できる身体づくりが鍼灸治療により可能となります。
そして、もう一つ。
自身の体質や症状の悪化・緩解パターンを知るということ。
これが病気と向き合う時に非常に重要となります。
多くの患者さんが、なぜ自分が病気になったのかを把握できていません。
むしろ、その体の崩れの原因が分からなかったから自身で是正できず、病気になったと言っていいでしょう。
ですから、もともと自身の身体がどういう状況になると調子が崩れやすい体質なのか、
今ある症状はそういった体質のうえにどの様な条件が加わったから発症してしまったのかを理解しておけば、
セルフ養生が可能となります。
例えば、睡眠不足で体調が崩れやすい人なら、それが続かないよう注意しておけば病気になりにくいか、もしなったとしても悪化させにくいということになります。
寧心堂の治療ではこういったところを理解して頂くことにも力を入れております。
そして、この方は演奏者として気を張り続けていたところに、練習や仕事により肉体疲労が重なり発症したと考え【肝鬱気滞≧腎気虚】と分析し、
精神的緊張を緩め、肉体疲労を改善する治療を行ったところ、同じように酷使しても肩こりは出るもののそれに伴う頭痛は消失し、程度も軽減されました。
また、治療経過の中で生理不順や皮膚の痒みも改善されていったことも、鍼灸治療により身体の調和がとれ自己治癒力が賦活化されたことを意味すると思います。
このようにハードワークをされている状況において症状が0にならない場合もあります。
しかし、それを放っておくことで程度が重くなり日常生活に支障をきたしたり、さらに重篤な疾患へ発展していく場合もあります。
鍼灸治療ではそれらを改善することはもちろん、それにつながる大病を発症する確率をぐっとおさえることができる素晴らしい医学です。
ハードワークをされている方には是非、鍼灸治療を身体のメンテナンスに加えて頂くことをお勧め致します(^^)