患者様の声


胆管結石による腹背部の激痛 (目黒区在住 30代 女性)

「腹薬もリスクのある手術もしなくて済みました」
私は薬をなるべく使わない派です。
近所のドラッグストアーで売っている風邪薬でさえ副作用があります。
お医者様はそれを知っているので処方はしても自分では飲まないと聞きます。
アメリカで薬の副作用で亡くなられる数は年間16万人以上とも言われています。
そのため海外では風邪薬でも簡単にはドラッグストアーで買えません。
外国にいる友人も具合が悪くなった時はまず東洋医学の先生に診てもらうと言っていました。
それと外国は治療費が高いと言うのもあるので病気になってから施す西洋医学より、病を未然に防ぐ、具合が悪くなった体をもとに戻すという治療法の東洋医学が注目されるのでしょう。
薬は治すのではなく抑えるもの、手術も治すのではなく取り除くもの。
そう思いなるべく薬は飲まずにきましたが、ある日、背中に激痛が走りのたうちまわりました。
辛抱強い方ですが呼吸困難になるほどの痛みに堪らず救急車を呼び病院へ。
数日入院し、レントゲン、超音波、血液検査、色々やりましたが原因がわからず。
MRIの結果、胆管結石との診断でした。
胆嚢に石がたまる胆石とは違い胆管に石が詰まったもので、私の場合は手術も難しく合併症のリスクがある、しかし、手術をしないと肝臓の障害や黄疸、胆管炎を生じる可能性が高い。
胆管炎が重症化するとショック状態や多臓器不全となり生命が危うくなると説明されました。
それでは手術をするしかないじゃないか、と。
しかし、仕事を休むわけにもいかず、手術の日取りを決め万が一の為、毎日検査を受ける方法を取りました。
そして帰宅後、すぐに森岡先生のところへ。
手術の日まで出来れば毎日診てもらおうと思いました。
事情を話すと先生はお忙しい中、朝でも夜でも時間を作って下さり1日2回診てくれました。
そして、なんと手術予定日2日前の検査で胆管から石がなくなっている!
自然に流れたようだと病院の先生はとても驚いていましたが、私も驚きました。
森岡先生を信じて良かった。
手術はなくなりすっかり元気です。
そして次の月、その時私が妊娠していたことがわかり、仕事も長期離脱せずに済み、服薬もリスクのある手術もしなくて済んだことに本当に良かったと先生に感謝の思いでいっぱいです。
【寧心堂】から
驚きの患者様の声をありがとうございます(笑)
冷や汗をかきながら来院されてきたときの顔色を今でも覚えております。
胆石の痛み方は人それぞれですが、胆嚢でできた結石が胆管に落ち込んでしまうと胆管結石となり転げまわるような激痛を発症します。
この方は「出産の痛みよりも強かった」とおっしゃっておりました。
また、感染症を引き起こすと黄疸やショック状態となり命に危険がある緊迫した状況でした。
しかし、胆管結石の手術はリスクも高く、合併症を引き起こす確率が高いということで寧心堂へ来院されました。
【肝鬱気滞≒肝胆湿熱】と分析し、全身の気血の流れを良くし、胆石の原因となっている滞留しドロドロになった水分を排出する治療をしたところ、直後で痛みが半減しました。
1日2回の施術を1週間行い、MRIと腹部超音波検査をしたところ結石が消失しておりました。
腹痛や悪心嘔吐も3日目ぐらいから大方消失しました。
鍼灸治療はこのような急性に起こる病気にもきちんと対処できます。
もちろん、必要であれば専門医や病院への通院、検査の重要性もきちんと説明させて頂き、連携を図りながら治療させて頂くことは言うまでもありません。
急性炎症性疾患に治療が奏功したこと、また手術の回避により肉体的、精神的、時間的、経済的な負担が軽減されたことは価値のある症例だったのではないでしょうか。
そして、当時妊娠初期であったことが後から判明し、新しい命までも守れたということは私にとっても非常に喜ばしいことでした。