伝統鍼灸 寧心堂

「生活も性格も明るくなった気がします！！」

私は小児喘息でした。

小さい頃は夜中発作を起こし救急で点滴をしに病院へ行き朝方帰るという毎日。

母は共働きでしたのでとても大変だったと思います。

忙しい中お灸、電気、水泳など色々通いましたがどれも効果は見られず。

小学校に上がるころには少しでも動くと発作を起こすので運動を避けるようになりました。

病院に置いてある吸入器を購入し軽い発作の時はもちろん、家族旅行、修学旅行の際も必ず持って行きました。

中学に上がると少し軽くなったものの携帯用の吸入器は手放せず。

発ガン性物質が含まれると言われていますが、いつなるかわからない病気より、今呼吸ができるようになる方が喘息患者には大事なのです。

そんな時先生と出会い、「鍼をしてみたら？」と言われ、正直、私は「お灸や電気と同じでしょ？」と思っていました。

発作を起こしてないときに受けるので、はじめは自分の変化に気付きませんでした。

毎週半信半疑で通い、冬を越す頃、「あれ？喘息最近出てない！」と気づいたのです。

運動は避けてましたが気温の変化でも出ていたのに！

小さい頃から常にあった喘息。

普通の人はどんな感じなんだろうと思っていましたが、とっても楽！

歩いても走っても大丈夫なんて！

生活も性格も明るくなった気がします！！

先生にはとても感謝しています。

喘息は出なくなっても鍼の虜（笑）

何かある度に先生に相談し治療していただいてます。

【寧心堂】から

幼いころからの辛い喘息の症状を分かりやすく書いて頂きありがとうございます<(_ _)>

東洋医学において喘息は単なる気管支や呼吸器の病気といった枠に収まりきらず、様々な臓腑の異常が複雑に絡まりあい、結果的に呼吸器に異常を引き起こしたと考えます。

また、小児喘息の場合は多くはステロイドによる治療を行っておりますので、それによる免疫低下や生理機能の低下というものも考え治療していきます。

この方は非常に重度の小児喘息を患っていた方で、成長と共に寛解するケースが多い中、成人されても症状が残っている状況でした。

【腎気虚≧肝鬱気滞、湿痰、肺気虚】と考え身体の弱りを調え、精神的緩和や痰を取り除き呼吸器機能を改善させる施術をしたところ、時間はかかりましたが、現在ではほぼ喘息発作が起きない状態となっております。

喘息と言っても、その発病機序は人により様々であり複雑であることが多いので、症状軽減や再発防止を含め、やはり根本原因をしっかり見定めて治療していかれるのが良いと思います。

普通の方が当たり前にしている「普通の呼吸」を取り戻して頂けたことをとても嬉しく思います(^^)